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2012年 06月 19日 のアーカイブ

平成24年6月議会 一般質問④

柿沼 貴志 の投稿 2012年 06月 19日

忍城址周辺の整備・活用について

{質問内容}6月号の市報GYODAの表紙を飾った、市長をはじめ我々行田市民が待ちに待った映画「のぼうの城」がようやく11月2日に公開を迎えました。映画の内容はとても素晴らしいと聞いております。今回の市報にも詳しく掲載されていますが、映画公開にあたり、既にたくさんの観光客が、歴史ある浮城を見ようと訪れてきています。また映画公開後は市外からの観光が益々増えると予想されます。

市内循環バスを使った取組や、パンフレットの作成。HP活用などへの市の取組は評価でき、ますますの情報発信を期待するところです。

そこで、「のぼうの城」の歴史をたどって訪れる市外からの観光客は浮城のイメージで行田に足を運んでくる方も多いと思います。しかし現在は行田市郷土博物館としてある、お城の周りには、お堀と呼べるものは存在しません。現存するお堀は、本丸北側の道を挟んだ諏訪神社の裏手、駐車場にある一角だけになってしまっています。お堀の水量は往時と比較になりません。しかもこの時期は葦(ヨシ)が生い茂り、水面がほんの少しのぞける程度です。整備もしていないので夏には蚊や、虫が発生し、これが誇り高き浮城のお堀跡とは、言われても想像もつきません。しかしながら、忍城の往時を偲ばせる貴重な場所です。

絶対に後世に残していかねばならないと思います。

こうした歴史を偲ばせる貴重な遺産が集中している我がまち行田のしかも中心地である忍城址周辺の整備は喫緊の課題であり、しっかりとした都市計画が必要です。都市計画を含んだ忍城址周辺整備は、行田市再生のカギを握る大切な事業と言えます。

①浮城をイメージするうえで必要不可欠な忍城お堀跡を含む景観や歴史文化を育む忍城址周辺の都市整備計画はどう考えているのでしょうか?

②現在は古代から歴史跡をたどるパンフレットなどや、市内各所に点在する石碑など、行田の歴史を知る事が出来る対策がありますが、ここ何年かは、特に映画の影響が大きく出てくることが予想される事から「のぼうの城」の歴史をたどってくる観光客が目で見てわかるような特化した対策を講じる必要があると考えますが市の方針をお聞かせください。

{市の答弁}①本市はさきたま古墳群や忍城址など古代から近世に渡る貴重な歴史的資源に恵まれている。都市計画をしていく上で貴重な景観形成の要素だと考えている。議員ご指摘の東照宮周辺では、豊かな自然や当時を偲ばせる歴史遺産、北側には土塁やお堀跡などが現存している。この諏訪神社周辺は民地であり、整備する計画は無いが、都市計画としてこれらの資源を最大限に活かして活用していきたい。貴重な歴史的遺産や景観をふまえた都市計画を実現していきたい。

②市外より忍城址や郷土博物館に訪れた観光客がより深く歴史を感じる事の出来る対策を行っている。具体的には、当時の門があった場所に説明と共に忍城史跡碑を忍城址周辺に50基設置しており、忍城の歴史を感じながら周って頂けるようになっている。また郷土博物館では現在の行田市の地図に江戸時代の絵図を重ね合わせた忍城今昔図を作成、販売している。当時の様子が一目でわかるようにしている。この今昔図に史跡碑を配置したマップも配布しておりこれを持って忍城址を散策してもらえるようになっている。市内循環バスの数か所に今昔図や、説明版を設置していてのぼうの城を見て訪れた観光客にも好評を得ている。

{柿沼の考え}行田市は本当にたくさんの歴史的文化遺産と呼べるものがありますが、各所に散らばってしまい住んでいる市民でもわかりにくいのが現状と考えます。私は、各所に点在している点と点をしっかりと結ぶような計画を進めながら、やはり忍城址周辺の都市計画整備が今後の行田市にとっての大きな課題の一つと考えます。行田市は「浮城のまち」「水と緑に囲まれた自然豊かなまち」と他市に向け情報発信していますが、あの忍城址、郷土博物館を見て、「浮城」とは想像がつかない様に思えます。現存する、東照宮北側の別名「竜神の池」と呼ばれる当時のお堀跡を復活させ、お城が水に浮いているような整備が出来たら考えただけでもワクワクします。都市計画は一朝一夕では出来ませんが、大きな計画目標を掲げ実行しないと、限られた予算をバラバラに使うことになり、修繕や改修の方ばかりに予算が費やされて未来ある都市計画が進まない恐れがある様に思えます。一時の負担はかかることを覚悟しながらも、行田市の未来が明るくなるような実りある都市計画を市民の皆様も期待していると感じます。

のぼうの城公開に向けこのチャンスをどう活かすかも重要な課題の一つです。市民と行政が一体となりオール行田でのお出迎えを進めていきたいと考えます。

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平成24年6月 一般質問③

柿沼 貴志 の投稿 2012年 06月 19日

環境・まちづくりについて

2.武蔵水路の活用について

{質問内容}何度となく問題としてあげられている武蔵水路の活用についてですが、工事の進捗にあたり、状況も変わってきているので質問させて頂きます。

武蔵水路は、利根川と荒川を結ぶ延長14.5kmの水路で大きく3つの役割を担っています。

一つ目として都市用水の導水

利根大堰で取水した東京都と埼玉県の都市用水を荒川へ導水しています。(導水した水は、下流の秋ヶ瀬取水堰などで取水され、東京都の朝霞浄水場や埼玉県の大久保浄水場などへ送られています。

二つ目として浄化用水の導水

荒川水系の水質改善のため、浄化用水を導水しています。浄化用水は、秋ヶ瀬取水堰から新河岸川(しんがしがわ)へ朝霞水路を通じて流れこみ、下流の隅田川の浄化も行なっています。

三つ目として周辺地域の内水排除

都市用水と浄化用水の導水に支障のない範囲で、周辺地区の河川の洪水や市街地からの出水を取りこみ、荒川に排水しています。

こうした首都圏の重要なライフラインを担っていますが、通水開始から45年が経過し老朽化による通水能力の低下や、耐震性の観点から早急な改修補強工事の必要性が出てきているのは皆様ご承知おきの事実です。

中央防災会議首都直下地震対策専門調査会が平成16年11月に公表した「予防対策用震度分布図」によると、首都圏で想定される最大級の地震において、武蔵水路が位置する地域では震度6強の揺れに達する可能性が指摘されています。このような大規模地震が発生したときには、施設の耐震性が不足していることから、水路や付帯施設に甚大な被害が発生する恐れがあり、この場合には長期の通水不能や周辺地域への被害、影響が予想されます。また、内水排除の機能が損なわれることにより、その後の出水に対して対応できないことが懸念されています。こうした問題点をいち早く解消するためにも早期の工事が必要なのは明らかです。しかし、武蔵水路建設では、行田市、鴻巣市の2市はまちを東西に分断され、さらには主要排水路も寸断され、治水安全度も低下し、しばしば被害が発生しています。また水難事故等により現在までに85名の方が命を落としています。他にも工事に当たり、地元住民は移転を余儀なくされ、農地を手放さねばならない方々がいたのも事実です。

東京都民、埼玉県民が毎日使用している飲み水、東京都の隅田川清流復活にもこうした地域の方々の苦労の上に成り立っていると言えます。

この事実をふまえた上で何点か質問させて頂きます。

①現在の工事の進捗状況と交通規制を含め今後の工事の進み方はどのようになっていますか?

{市の答弁}平成22年度に上流部の工事がスタートし、平成23年度には中流、下流部においても工事が着工された。本年5月末において全長14.5㌔のうち、4キロで工事が進められている。工事を進めるにあたっては、水資源機構より地域住民に説明が行われている。平成24年度には、6地区において工事説明会が行われた。市民からは、多方面からの要望が出てきており市としても地域住民の意見を最大限尊重してもらえるよう、水資源機構に要望を提出している。

{質問内容}と③工藤市長が会長、鴻巣の原口市長が副会長を務める「武蔵水路改築連絡協議会」からの要望が何度となく機構あてに出されていると思いますが、それら12項目の要望と回答について進展があったものと、問題があるが進まないものの内容と市としての今後の取り組み方をお聞かせください。また、国や県への要望としてはどういったものがあるのかお聞かせください。

④大堰に近い工事完成部分を見てまいりましたが、台形だった水路をボックスカルバート式の四角い断面にすることにより、流量を変えずに平面積を縮められたことにより、両岸にスペースが出来、歩道の確保など有効利用できるようになっていたのは評価できます。網目のフェンスから落ち着いた色の柵にかわり、景観的にも大分きれいになりました。そこで埼玉古墳の周辺など、武蔵水路改修に伴い、歴史的遺産を考え景観も含めた市としての取組などあればお聞かせください。

{市の答弁}武蔵水路改築促進委員会・武蔵水路改築連絡協議会において国・埼玉県・水資源機構に陳情要望活動を行っている。平成20年度からは窓口を1本化になったため、水資源機構に要望を提出している。要望の内容は、治水対策・無償での武蔵水路の水利用・両岸の拡幅・機能回復サイホンなどの整備・水路にかかる橋梁の架け替え等である。

回答に関して、治水対策では、新たに忍川に水門を新設するとともに既存の放流口や水門の耐震化や改修する事になった。緊急時の荒川排水への機能強化も行う。指揮管理や連絡系統を水資源機構が一元化する事により、迅速な対応を期待している。県道の拡幅に関しても水資源機構の有する土地で対応する事により歩行者の安全性が向上するものと考える。防護柵に関しても景観に配慮したものになる。サイホンや配水管などの機能回復に関しては協議がまとまったところから順次工事を始めている。橋梁に関しては将来を見据え、最低橋梁幅を5mとし、水路にかかる30橋梁すべて架け替える事になっている。歴史的遺産を活かした水に親しむ環境整備に関しては住民参加方式による方式を採用している。これまでも柵の色彩や素材に関して住民参加での内容決定をしてきた。今後はサイクリングコースの整備・一部まとまった余剰地を利用しての整備など住民の声を取り入れ景観に配慮した水路計画を水資源機構と調整を図りながら実行していく。

また話が進展しないものとして水の無償利用・多目的使用に関しては未だ満足な回答を得られていない為引き続き要望をしていく。

{柿沼の考え}無理と言われればそれまでですが、私が水資源機構に伺い聞いたところでは、機構の中だけでは工事計画や、予算の都合上、可能なものが限られてくるとの回答がありました。当たり前です。しかし、地域自治体や、国、県、都などの協力体制があれば出来る内容も変わってくると言っておりました。市の行政機関や、地域住民を巻き込んだ水路計画を期待します。また機構への要望の中で交付金などの措置がありますが、移転も含め、市の土地を大きく使用している事に対して国や東京都に対して要望を引き続き投げかける必要があると考えます。東京都の隅田川清流復活の例もある事から、武蔵水路の水の無償活用、行田市の河川、忍川への還流は市としては「水のまち行田」を実現する上で非常に良い機会だと考えます。実現に向け強い姿勢で対応して頂きたい。

また、今後の自然エネルギー対策として現在原発の問題や、電力不足が多方面で騒がれています。そこで自然エネルギーに対する取組が大きく取りざたされ、急速な発展をし、注目を集めています。行田市としても市長の掲げるエコタウン構想もある事から、分散型エネルギー社会への移行に技術の進歩を伴いますが、豊富な流量を利用し、小水力発電などへの活用を視野に入れた対策を後手にならないよう早急に要望→実現してほしいと願います。

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